【映画感想】私がビーバーになるときを観たぞ【ネタバレあり】

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ありがとうダニエル・チョン監督

観ました!!監督がベアベアーズのダニエル・チョン監督ということで最初のビジュアルからも『ぼくらベアベアーズ』を思わせるようなデフォルメを効かせたようなデザインがすごく気になっていましたがなんとか観られて良かったです。
ちなみに字幕で観られました。ありがてぇ。

感想

動物が好きでおばあちゃんとの思い出の地でもある池を守りたいがために動物の世界に潜入してなんとか市長の高速道路の建設を阻止しようとするが、潜入したことで動物たちを暴走させてしまい…な話でしたが、動物(鳥類や魚類、両生類など)あらゆる動物の暴走をさせ、「これぞアニメーション!」と思わせるような鳥たちがサメを引き上げてカーチェイス中に市長を食い殺そうとするシーンや、うっかり虫の王であるガを潰してしまうところなどここ最近のPIXAR作品ににしては結構コメディ色の強い作品でした。
サメのシーンについては『ジョーズ』を思わせるようなBGMがあったりするのでちょっとしたパロディもいれつつ一つの作品として仕上がっているのはいいなと思いました。

特に虫の王を潰したシーンは普通に劇場でも笑いが起きていたのでなかなかにセンスのあるシーンだった。

テーマ的にはおそらく劇中でも謳われている「みんなが運命共同体」という部分が強いのかなと思っていて、まさに山火事のシーンがそれを象徴しているのか、動物たちの住処や、市長が作ろうとしている高速道路を焼こうとしているシーンは映画序盤でメイベルのおばあちゃんが言う「大きな世界の中の一部」に繋がっているのかなと思っている。
ある意味最近の流行りであるが、「共生」というワードもテーマではあるが、山火事に対して種族を超えてダムに溜まった水で消火しようと決壊させようとするシーンは風呂敷を広げまくった結果を一気に畳むシーンとしてはすごく爽快でもあるし味わい深いシーンであるなと思いました。

そんな、ビーバーの頑張りがそれとなく伝わるシーンもよくて、流れてきた水に運ばれた木が市長の足元に届くシーンはセリフがないながらも市長が心変わりするシーンとしてもすごく優秀だなと思っていたり。

余談で、動物のロボットに意識を入れ込む『ホップ』したときは動物たちの顔を分けられるようになり、予告やビジュアルでよくみる白目に黒目のビジュアルだが、ホップしていないとき(人間の目線のとき)は点目になるが、ただの動物であるときと意思疎通ができるときが視覚的にわかりやすいのでなかなかにいい演出だと思いました。

初見で一瞬なんだかなあと思ったところ

そんなダムを壊そうと哺乳類のジョージが指揮を取るシーンがあるが、そのシーンでメイベル(人間の姿)からした動物たちの姿はホップしていない状態のため点目で描写されていたものの、指揮を取るシーンになると動物からみたときの目線になるため、そのシーンは「点目で良かったのでは…?」と初見では思った
点目でありながらもホップしたときのようなコミカルな動きをかますところで機器を通さずとも意思疎通ができているシーンが色濃くでるのでは…?と初見では思ったが、「意思疎通」できたという点ではホップせずともホップしたときの姿で見たかかのような感覚であるというならいいかなあ…?と無理やり納得させている

あとは強いて言うならラストシーンとかもテーマ性を感じさせるような何かがあってもいいのかなと思ってしまう。
メイベルの目的である「おばあちゃんとの思い出の池を守る」は達成されたが、テーマ的には少しスピリチュアルであるが「自分は世界の一部である」といった少し哲学的なテーマが盛り込まれていると良かったのかな…?と勝手に思っている

ホップせずともジョージといい関係性を持てたのはあるが、「ビーバーの生息地を守る」以上の何かがあったのでは…?と思ってしまう。

ちなみにジョージはハゲたおっさんであるが、ビーバーの姿のメイベルと割といい関係であるのでロマンス要素も感じられなくはないかなとは思っている

その他

原題が『Hoppers』とホッパーの複数形であるのが、本編をみて痛いほどわかった。
ホップするのがメイベルだけではない(市長や虫のタイタス)であるため、そういう意味では『Hoppers』というのがちゃんと理にかなったタイトルであることがわかった。
『私がビーバーになるとき』ってなんだよ…って思ってしまう。
いや、最後のシーンがホップするシーンで終わったらその後に出るタイトルが『私がビーバーになるとき』というタイトルロゴで〆るとかなりキマる感じはあるが、最後はホップすることもないので、、、と思ってしまう。

あと字幕で観たのですが、日本版だとパフィーかコラボしてるのは何・・・?と思ってしまう

ちなみにキングジョージの原語版の声が『ぼくらベアベアーズ』のパンダなのでありがとう…って思ってる。 ホップしたあとに出会う渋い小鳥の声がアイスベアなのもありがとう…ってなってる

あと前からフォローしていたyoginさんというイラストレータの方がスタッフとして参加しているのでヴィジュアルとしてはもう最高…なんですよね
パンフレットに監督のストーリーボードもあったがまんまベアーズの絵でありがとう…ってなりました