カンフーパンダの朝食グリーティングのためにマカオに行った話 #3

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カンフーパンダの朝食グリーティングのためにマカオに行った話 #2

会場へ

この廊下の幅で一人住めそうなレベルである。
2017年9月30日、グリーティングを行う朝食会場は同じホテル内なので移動は楽だが、朝食会場の廊下が広間かよと思わせるような広さだった。
ちなみに朝食券を見るとShrek Feastとなっているため、カンフーパンダの朝食グリをやる前はシュレックの名前を使ってやっていたことがわかる。
2日分×2人分の朝食券

会場内

会場奥ステージ
会場内は入口から入って一番奥にステージ中央にスロープのついたステージで、背景がモニターで、シーンに合わせて映像が流れる仕様のため、ショーの没入感を高めさせてくれた。
KFP風に装飾された食事エリア
KFPのビュッフェコーナー上のイラスト 中華風のライトもあるので良い
ヒクドラコーナー上のイラスト バイキングを思わせるデザイン
シュレックコーナー上のイラスト 城を模した立体的なデザイン

ビュッフェの食事を取る机の上にはシュレック、マダガスカル、ヒクドラ、カンフーパンダのイラストとそれらの作品を思わせる装飾物で装飾されているので会場に入った瞬間、その情報量と普段目にしないデコレーションに衝撃を受けることになった。
装飾物については灯りのつく照明や立体物で作られているため、決して低予算で作ったような装飾物ではないのも興奮ポイントだった。
四角形の部屋の壁際に各料理が提供されており、カンフーパンダの絵の下では中華料理が提供されていたりと食事のバリエーションも充実していた。
Alex’s Jungle Monkey Juices- Orange
ちなみにただのオレンジジュースに「Alex’s Jungle Monkey Juices- Orange」と作品を思わせるようなフレーバーテキスト?がついていたりと、メニュー名にもこだわりがあった。流石に全部の作品のメニュー名は追えなかったがそういった細かさに処理能力が追いついていなかった。
自分が死ぬときにもう一度その空間にダイブできたら心置きなく死ねると思います。

食事内容についても特に不味くもなく食べられたが、この日はショー初見であるため「いつになったらショーが始まるんだ…?」と思いながら食事をしていた。
照明の影響と盛り付けのせいで美味しくなさそうな食事
朝食グリの内容が書かれたスタンド。イベントも終わるしそれをくださいと思った。
そして旅の目的であるショーが10:30に始まるのであった。

PO’S KUNG FU FEAST CHARACTER BREAKFAST

オープニング

ゲストを注目させるためにKFP3の予告が流れ(Blu-rayの宣伝付きで)、後景に翡翠城が移った映像に切り替わったあと、KFP3で出てきたサイの甲冑を被った人が4人出てきては太鼓を叩いてオープニングが始まり、司会となる男性二人組が出てきてショーが始まるのであった。
司会の人も英語と中国語それぞれ話してくれるのである程度英語で内容を聞けるのは助かった。

マダガスカル

初手にマダガスカルの背景に切り替わり、キング・ジュリアンが出てきた(このときの動画を見返したら思わず「アッ」って言ってしまっていた)
キング・ジュリアンがまだWho DA KING?の音楽とともに踊ってきたので当時的にはまだまだリリースしてから間もない音楽を取り入れてたんだなあって後から思った。
キング・ジュリアンの退場と共にアレックスの登場&パフォーマンス→キング・ジュリアンとアレックスでCelebrateとダンスと各曲のパフォーマンスは短いものの、テンポいい流れだった。

ヒクドラ

マダガスカル組が退場後、背景がバーク島に変わり、このときはまさかと思っていたが、「ヒクドラのパフォーマンスもあるの!?」って思ってしまった。
バイキングの衣装をしたダンサーがアクティブに動きながらヒック登場→ステージからトゥース登場でヒックがトゥースを撫でるパフォーマンスをして退場と短いパフォーマンスであったが、自分の中で勝手にヒクドラ関連は特にグリーティングに出ないと勝手に思っていたため、それが出たという衝撃も含めてかなり動揺していた

シュレック

続いてシュレック登場。プスと会話劇を繰り広げたあとにシュレックとプスのパフォーマンスが繰り広げられる。
シュレックは昔の洋楽(詳しくは知らない)で、プスは恐らく長ネコ1で使われた音楽であったので、これがLast Wishの後だったらもっとラテン調の曲とかFearless Heroだったのかなーとか今になって思ってしまう。
今じゃ海外アニメ映画に昔の洋楽が使われるのは当たり前かなと思いつつもその原点はシュレックなのかなと思ってしまう。

カンフーパンダ

3の衣装仕様のタイガー
パフォーマンス後に多少のパレードの番宣用の映像が流れたあとにタイガーが登場。
このとき初めてタイガーを見るが、今見ても造形の良さが素晴らしいと思う。タイガーのパフォーマンス時にはカンフーの教室ということで同じく朝食グリーティングに参加していたキッズたちが壇上に上がり、タイガーのカンフー技の真似をするという内容だった。
もう7年前の出来事のため、壇上に上がっていた子どもも中学、高校生くらいなのかなと思ってしまう。当時の動画を見る限りやる気がなさそうではあるが、羨ましい限りではある。

グリーティング

カンフーパンダグリ

20分ほどのショーが終わったあとにグリーティングがスタート。基本的にはステージ中央のスロープに並び、ステージ付近で撮影といった流れ。
また、ステージに限らずレストラン会場をキャラクターがうろついたりするので、必要に応じて写真を撮ってもらえることも可能。このときについては撮れるチャンスがあれば可能な限り撮っていた。

個人的にはグリーティングしたかったポーとタイガーの真ん中に入り、手厚い接触も含んだグリーティングをしてもえて恐らくスタッフの人に何枚も写真を撮ってもらえたので今見消してもすごい笑顔してるなって思う。
印象的だったのはタイガーがちょっと痛いくらいにハグしてくれたので、その自由さと手厚さも今も思い出せるくらいいい思い出だった。

mozuさんとポータイとのグリーティングを撮ったりして、もはや食事をするどころではない雰囲気だった。

ヒクドラグリ

壇上でのグリーティングはキャラクターが変わるため、 バイキングの人と笑顔で写真を撮ったあと、今でも忘れられないくらいのグリーティングを経験することになる。

先ほどパフォーマンスで出てきたヒックとトゥースが再度グリーティングに登場した。ちょうど壇上に上がるためのスロープで待っていた自分はそのとき会場に流れていたBGMがヒクドラの音楽(確かラストシーンで流れる曲)を聴きながら、こういったグリーティングに行き着いたきっかけである、原体験が初めて映画館で観たドリワ作品がヒックとドラゴンであったのを思い出してしまった。
あのときに感じた体験がマカオでのグリーティングに繋がり、お金や時間を工面して「海外のイベントに行こう!!!」ってなったんだなっていうのを思い返してしまった。決して慣れている行為ではないため探りながらもそうした結果、ここのグリーティング会場にたどり着いたんだなって思いながらグリーティングの順番が来た。
そんなことを感じたときには自分の中では言葉ではいい表せないくらい感極まって涙が流れてしまって、泣きながらグリーティングをすることになってしまった。(自分としてはもちろん嬉しい状況ではある)
Xにも載せたやつ。まじで泣いてます。
ヒック役の人もドン引きしてただろうなーと思いつつも左手で口を押さえながら右手でピースしてグリーティングをした。
グリーティングをしたあとに壇上を降りたあとに、ヒック役の人が再度こちらを向いて手を振ってくれたのも印象的だった。そんなわけで泣く人の気持に少し共感できた瞬間であった。

大興奮した気持ちを届けたいため、配られたアンケートの紙に二人で感謝の言葉と絵を書いて食事時間含めた90分のグリーティング1日目は終了した。

感謝の気持ちを添えた言葉とイラスト。こういうときに絵を描けて良かったと思う。

会場前にあったリーさんパネル。これもイベント終わったらください。

朝食グリ後

写真を見返すと、昨日にヴェネツィアンで見たお土産屋に再度行き、お土産を買っていた。
ちなみにマカオ行った翌週に大阪でオフ会の予定があったためそれ用にキーホルダーを買っていた
16時のパレードが始めるまで、だんだん中の構造がわかってきたホテル内の装飾を撮っていた。ホテルの一角に手持ちのスマホに写真を送れるプリクラみたいなコーナーがあった。
プリクラコーナー。免費です。
そのプリクラコーナーの後ろにクリスマスや年末ならではイベントも用意されていたみたいなので、ホテル全体がテーマパークのようなイベントを回していたんだなって思った。
パレードが始まるところにある宣材用の写真。宣材用でさえ愛おしく感じてしまう。

パレード

パレードが始まる前にスタンバイされるフロート
16時にパレードがスタート。同じフロアを一周する感じのパレードのためショッピングエリアをドリワキャラを練り歩くことになる。
途中、十字路となった通路のところで各キャラクターたちがパフォーマンスをした。ポーが片足を軸にクルクルと回ったのが印象的でしおりの日記にもその旨を記載していた。
十字路で行われるパフォーマンス
あくまでもショッピングエリアのフロアを一周する感じなので、ペンギンズの新人が金属製のゴミ箱の蓋を叩くパフォーマンスをしたりと、規模は小規模ながらもゲストたちが客についていく雰囲気がすごく良かった。

マカオ観光

パレードが20〜30分ほどで終了し、部屋に戻り、2日目の夕方にしてようやく旅行らしい観光をしようということになる。
吹き抜けから挨拶するペンギンズ

Studio City

日本でも見なさそうなタズの立体物
ワーナー・ブラザースのキャラの室内型テーマパークが入ったStudioCityに訪問。
比較的日本でも供給があるが、テーマパークとなると供給がまだまだ乏しいワーナーの立体物を写真に撮った(ちなみに中には入っていない)
社会科見学ということでカジノにも入った。
なかなかない奇抜なデザインだなって思う。
ホテルも兼ねているためパーキングエリアに赤い線状の証明が光っており、高級ホテルではあるものの、高級感とは程遠いデザインが印象的だった。ちなみにこのとき自分は「シェン大老がホテルを作るとしたらこんなデザイン」といった例えを想像していた。

マカオ半島側へ移動

初日に買ったICカードを使って宿泊したホテルから見て北側にあるマカオ半島側に移動。マカオ半島側はポルトガル風の建造物やカジノが混在する地区で、マカオ観光のメジャースポットがいくつかあるスポットである。
ホテルから少し外れるとこういう景色が広がる。
バスに乗りながら、外壁が室外機で埋め尽くされた集合住宅を見ながらアジアらしい景色を感じながら橋を渡り、北にすすんでいた。
途中に上野の地下街にあるような中華系の店にならんでいそうな商品が陳列された商店を眺めながら進んでいた。
たまたまバス車内から撮ったが今でも気に入っている一枚
本来はマカオタワーに行く予定であったが、バスを間違えたのかマカオタワーを超えてどんどんマカオ半島の北にある方面に行ってしまっていることに気づき、途中下車をする。
マカオタワー
なんだかんだ19時過ぎになり、街灯がつくなかでバスを調べ直し、なんとかマカオタワーにバスで移動。このときの反省点としてGoogleマップの路線検索を使っていたが、バス停の表記が中国語の一方で、Googleマップ上で表示されるバス停が英語名のため、本当に情報として正しいのか確実ではなかったため、今思うとまだまだ経験値不足ではあるなと思った。

トイザらス

マカオタワーの中にトイザらスが入っており、ここで宛もないカンフーパンダグッズがないかを探る。
映画も1年前に終了しており、そもそも海外のトイザらスに陳列していたのかという情報もないが、海外のおもちゃ屋の見学も兼ねて探ったところ、なんと奇跡的にカイ君とシーフー老師の小さいぬいぐるみを発見する。
記憶だとレジ横の在庫処分みたいなところに陳列されており、すぐにmozuさんを呼び、自分がカイ君、mozuさんが老師のぬいぐるみをそれぞれ購入する。
あるその2つが残った状態というのがどことなく運命を感じてしまうような出会いに感動してしまった。

セナド広場

セナド広場
バスに乗り、セナド広場という広場に行く。道中、広場に行くための路地裏が暖色で照らされており、網格子が貼られた建物を中心に分かれた三叉路が印象的だった。
イラストにも一度使ったお気に入りのスポット
セナド広場が中国の建国を祝うデコレーションが飾られており、建物と建物の間に電飾をぶら下げ夜に歩くにはピッタリのスポットと不規則なタイルがきれいに敷き詰められた広場だった。

夕飯

時刻はすでに21時過ぎで、夕飯も食べていなかったため、どこかで夕飯を取ろうということになる。自分の経験値不足ではあるが観光地でご飯を探すときの調べる手段が不足しており、「最悪、マクドナルドでも良くない?」と半分冗談で言ったところ否定されたのを覚えている。(もちろん自分でも本意ではないが、異なる環境下でのマクドナルドも味わい深いかなと思ってしまう。ある意味マクドナルド理論を発動させた瞬間であった。)
なんとかmozuさんが持っていたガイドブックに掲載されていた中華料理屋が近くにあったため移動。
なんだかんだ量が多くてお腹いっぱいだった
硬い床と白い蛍光灯の色が印象的だったなーって思います
無機質タイルが敷き詰められ、正直にいうと落ち着いて食事できるかというと微妙な黄枝記粥麵というレストランでエビのワンタンが入ったスープを食べる。移動しすぎとあまりどか食いしすぎないほうがいいという判断からかそれしか食べなかったが味は悪くなかった。

あまり摂取していなかった貴重な甘味
続いて、mozuさんに連れられてセナド広場と聖ポール天主堂跡の間にある牛乳プリンの店の義順鮮奶に移動し、牛乳の味がしっかりしたプリンを食す。

聖ポール天主堂跡

カイ君with聖ポール天主堂跡
マカオのメジャーな観光スポットまでの道はお土産屋だらけで京都の清水寺までの道を思い出すようなラインナップだった。
夜遅くデモ大聖堂前の大階段には写真撮影をする人も多く、治安的にも安心できる場所であった。
トイザらスで手に入れたカイくんのぬいぐるみとぬい撮りをしたり、階段登って上からの景色を楽しんでいた。
こういうガイドブックから得られない角度が発見がある
階段を登ると西洋の雰囲気を思わせるような建物のすぐ横にアジア風の雑多な建築物が建造されており、普段よく見る観光メディアからは感じ取れない西洋とアジアが入り交じる空間を肌で実感できた。
寺から通じている階段。
ちなみに聖ポール天主堂跡横にナーチャ廟という寺院があり、ご丁寧に日本語の解説がりあり、奥に進むと住宅街が広がっており、時間があれば飾りっ気のないマカオも見てみたかったが、断念した。

帰路

やることを終え、もう夜遅かったのでタクシーで移動。
マカオ半島とホテル側の島をつなぐ橋は西側と東側にそれぞれ建設されており、恐らく東側を通って移動。
橋から遠くに見えるギラつくカジノの建物が印象的で何枚か写真に撮っていた。
ブレも含めて味わい深い

タクシーの運転手が高圧的なおじさんかと思いきや、ホテルに着き、「Thank you」か「謝謝」の言葉を言ったところ、きちんと返事してくれてmozuさんと「ツンデレでは?」と話していた。まあまあな距離でありながら一人1000円以下の金額だったので金額的にも良心的だった印象。

ホテルに帰ってきて初日に見たドリワキャラのクソデカバナーが垂れ下がった噴水のところでカイ君のぬいぐるみとぬい撮りをしたり、バナーを背景に自分を撮影していた。
撮りながら「葬式みたい」とか言っていたかも

改めて見るとよく持ち帰ったなって思います
部屋に戻って買ってきたぬいぐるみとmozuさんが持参したぬいぐるみと現地で買ったぬいぐるみを交えてホテルの窓において撮影した。
写真を見返すと0時を超えており、そんな日中はホテル滞在、夕方から観光というなかなかないスケジュールが無事に終了して、マカオ滞在2日目が終了した。

終わりに

書く前に不安だったのが、「きちんと当時のことを書けるか?」というのがありましたが、なんとか写真を見返したりとかしてこの後に書く3日目の内容とごっちゃになってないかなと思いましたがなんとかなったかなと思います。
とはいえどこか間違ってたら後で訂正するかもしれない。

ディズニーのグリーティングとかでも泣いたーって言う人はおり、自分ではその感情がわからない立場であったがヒクドラとのグリーティングを終え、作品やキャラに対しての愛着があると例え演者であっても(こういう言い方は良くないとは思うが)、「キャラに会えた!!」という感情が出てしまうのはなんとも不思議ではあるなと思ってしまう。

今であれば百度の地図をつかったほうがいいのでは?とか、Googleマップを使って食事する場所を探したりすべきではと反省すべき点はあるが、このときの非効率さについてもそれはそれで味わい深いのかなと思ってしまし、それもまた思い出になるのかなと思いました。トラブルのほうが旅の話をしてネタにしやすいですしね。

3日目の内容については2日目と被るところがあってグリーティングの内容は少し省略気味になるかもしれないですが、2日目とは異なる視点で描けたらなって思います。
11月に更新できたらと思います!!!!!!!!!!!!!!!