ウォーターシップダウンのうさぎたちを観た
1978年に制作されたウォーターシップダウンのうさぎたちという映画を観ました。時代の古さがありながらも予告編をみる感じ血なまぐさい雰囲気がありそうだな…?と思ったのでわざわざ栃木県まで遠征しました。ここ最近は地方で映画見るのも乙な体験だなあと思い始めているので、そういうのもありかなと思いました。
入ると、昔ながらのロビーが出迎えてくれた。土曜日とは思えないような閑散とした感じだった。駅前という立地はいいけど、上映している映画がマイナー寄りであったので、ある意味地方でマイナーな映画を見るにはいい場所なのに…と思ってしまった。
奥行きが広く、前の座席との高低差があまりない昔ながらな座席のレイアウトの劇場と劇場に入った瞬間にどこか昔の講堂や体育館で感じるような匂いを感じられてちょっと懐かしい気分になった。
ちなみにCMでは小山のハウスメーカーのCMで山口勝平さんがナレーションやっていたのが驚きだった
ウォーターシップダウンのうさぎたち感想
全体の感想してはリアルよりな、あまりデフォルメされない描写でのうさぎたちが新天地を求めて旅する話で、農場の動物から逃げたり、別のうさぎの軍団と闘うことになったりと、うさぎという非捕食者の立場ながらも己の脚力を活かしてなんとか生きようとする話でした。
人間の罠にかかったときの描写がなんとも痛々しい感じで、じわじわと流血している感じとある意味生き地獄な描写を見せてくれました。同時にこれが1978年の映画なんだあ…と思った。
正直、主人公格のうさぎですら結構見分けがつきづらく、たてがみのような毛の生えたビグウィグや敵の将軍以外はかなり見分けがつきづらかったのが正直な感想であった。主人公は誰か?という点でも謎であるが基本的には兄のヘイズルと弟のファイバーとビグウィグをメインに追っていれば問題ないと思ったが、兄と弟の見分けが初見だと見分けづらい印象ではある。
主人公は兄と弟か?で舞台が生死が隣り合わせの世界故にふと思ったのがユニコーンウォーズみたいにこの兄弟が対立するのでは…?と思ったらそんなことなかったです。
ただ大まかに味方側のうさぎと敵側のうさぎの見分けがつければなんとかなる感じではあった。
日本のアニメでいうならガンバの冒険をうさぎに置き換えた感じの雰囲気だった。
ちなみに自分が読んだ漫画でいうとサイボーグクロちゃんのキッド編を思わせる感じだった。人間の知らないところで小動物同士が過酷な戦いをするところとか。
ある意味サバイバルをかけたロードムービーであるが映画序盤で神話の話が盛り込まれたり、作中で独特の用語が用いられたりするところが作品の独特な雰囲気を醸し出しているなあと思った。
ムードメーカー的な鳥のキハールというキャラがいるが、彼の存在は映画の中でも空を飛べるという役割のおかげか結構活躍したり、彼独特のカタコトな発音(単語単語の間に妙な空白がある感じ)が印象的なのであのシリアスな世界の中での癒やしになるかもしれない。
しばらく都内での上映はなかったけど、4月から阿佐ヶ谷でやるのでぜひとも観てほしいです。はい。
おまけ
敵の将軍が印象的だったので描いた。ファンアートとして描きたいのは鳥のキハールとビグウィグくらいかなと思う。
おまけ
映画をみたついでに小山から宇都宮に行きました。
栃木県立美術館
バスで栃木県立美術館にも行きました。でかい公園の中にあったけど駅から離れているからか人はあまりいなかった
とり
内容としては栃木にフィーチャーした自然環境や歴史など、地元の小学生ならまず行かされるであろう内容がつまっていた。
自分は小学校のとこに修学旅行で日光に行っているため、日光に生息する動物の剥製や、日光の自然環境の成り立ちについての解説みながら「あーこの地名懐かしいなー」って気分になった。
歴史の展示については宇都宮の歴史について知れるいい機会ではあるが、展示内容や展示の解説が決して生易しくはないのでなかなか難しいところではある。
映画ドラえもんED集
期間限定かもしれないけど映画ドラえもんのスタッフロールをまとめて見れる動画を公式が出してくれた。
主題歌は聞いたことあるけどEDの映像も含めて見る機会はなかったので結構新鮮だった。
初期のドラえもんはオチの会話からシームレスにEDに入るのと、映画によっては本編後の光景とかが出るので映画の余韻をも残しつつも飽きのこない感じがいい…。
執筆時点でのび太の恐竜2006までしか見ていないですが、個人的に宇宙漂流記のEDが好きです。
ラフ調の各作品を象徴させるようなイメージ図で過去作品を知るキッカケにもなるしアニメの絵柄とは違った感じの絵柄がええ・・って感じました。
鉄人兵団のアシンメトリー構図好き
個人的に鉄人兵団と、夢幻三剣士と南海大冒険の絵が好き。
ねじ巻き都市冒険記は一見お気楽なテーマかもしれないけど種まく者の概念が結構好き
まとまりはない感じかもしれないが、ねじ巻き都市冒険記の各作品を象徴させるシーンや人物にピックアップされた感じも好き
あと構図的には謎であるが、のび太とかの主要人物が一切しない創世日記が創世日記の中の人物がメインで描かれているのも好き。
リメイク的には難しいかもしれないけど創世日記のリメイクとかされたら、野美と秘書のロマンス的な要素とかもっと描いてほしいなーとか思ってしまう。
リメイクでいうとドラビアンナイトとかブリキの迷宮のあたりがやってほしいなーと思うけどどちらお厳しそうだなーと思ってしまう。
ロズ
3月23日に11回目の鑑賞。
鑑賞日が上映終了日のところに来たのですが、その映画館を利用したのがボス・ベイビーを最後にみたときの映画館だったなーと思い出した。記憶の話になりますが、ボス・ベイビーが2018年3月の中旬に公開して結構ヒットしたのかその映画館でみたのが6月くらいだったので2ヶ月半くらいはなんだかんだ上映してたのかなと思った。
少し春休みシーズンにも差し掛かったのか、結構人は多かったです。
映画鑑賞中に気づいたわけではないですが、ロズが終盤で描く小屋の絵にクチフリと思われる魚も入っているんですよね…キラリを喰おうとしたのに…。
あの絵、個人的にロズの胸にハートが描かれているのが好きで心が憶えているのが象徴させる感じがしてええ・・ってなりますね…。
島の動物が駆け寄るシーンでアライグマこと畜生がロズの頭に飛び乗るがロズが頭を回転して振り払うところが好き。
おそらく上映館的に今週あたりがもう終わりな気がするので、これ以上上映回数を重ねるのが難しそうですが、なぜか4月中旬から上映するところもある(深谷とか)ので、可能であれば一旦期間を置いて遠征したい…。
近年公開されたドリワ映画としてはプロモーションにかなり力が入っている(ガストのコラボとか新宿のビルでの展示とか)ので楽しませてもらったなあとおもった。
ロズの上映状況について
2025/03/30現在の上映状況をスクショ取ってみました。
3月初旬にドラえもんなどの影響を受けて1ヶ月ちょっとで上映終了の波を受けた劇場は多いですけど、こうしてみるとなぜか4月後半に上映が予定されているところやまだまだ都内でもやっているところがあるので、4月も見ようと思ったら見られるのがありがたい。春休み効果でしょうか?
個人的に、ロズの公式アカウントで思ったのは、もっと興行収入や劇場情報の話をXでしてくれてもいいのに…と思った。
というのはロズほど規模の大きくない単館上映な映画(ロボドリとかウォーターシップダウンのうさぎたち)が細く長く上映を続けられているのは劇場での告知があったりするからでは…?と思ってしまった。
ロズみたいに別の意味で大きすぎるとそういう細かな劇場情報の話はSNSで取り上げにくいのかなーと思ってしまったけど、みんなが律儀に劇場情報をサイトにみてチェックするわけではないからそういうのがあるといいのかなと思った。