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  3. 【感想】2分の1の魔法を観た【ネタバレ有り】

久しぶりのディズニー映画


2分の1の魔法を観ました。本来ならドラえもんと同様、3月に供給を受けるはずでしたが、ギリギリのタイミングで8月公開に…。
遅れたとはいえ、スクリーンで観られるのはありがたいことです。

感想

全体的なこととか

一番魅力的であるかつて魔法が存在したという世界から、科学が栄え、魔法が消えていったという世界観がどう活用されているかが気になっていましたが、危険な冒険を好むマンティコアが現代の事情を飲み、保守的なレストラン経営を行っているとか車社会になり、ユニコーンが野良犬みたいな扱いになっていたり、妖精も飛ばなくなりハーレーを乗り回す不良になってたとりと、かつてのファンタジーさを失ったら架空生物達はこうなるのではという表現が魅力でした。

世界観やキャラクターは魅力的だなあ…といいつつ、問題提起としているところがいまいち読み取れなかったなあというのが率直な感想です。
色々整理してストーリーはよく出来ているなあと思いつつ、初見だと色々気づけなかったところとか、余計な誤読をしてしまったなあと感じてしまったり。

ストーリーとか

本来の目的であったイアンが父さんと会うのではなく、兄貴が父さんにさよならを言うという部分にシフトしていったのはすごく好きです。
なんとなくキャッチコピーとか予告からは会ってお話をして別れるんでしょみたいな予測から少しズラしてくれた面白さはありました。
当初の目的は満たされなかったものの、得られたものはあったという感じがなんともPIXARらしくて良いなあと思ったり。

テーマとか

映画観た直後に感じたこと

映画全体はロードムービーで、道中のトラブル含め最終的に目的地にたどり着くといった過程も含めてエンタメを享受できたところはあったけど、結果的に兄貴のバーリーは過去の後悔から救われたけど本人自体が成長してないんじゃ…と思ってしまった。というのはチューブに繋がれた父にサヨナラを言えず、かつ弟に数少ない思い出として話せないくらい包み隠していたことについてはイアンの魔法を通してきちんとお別れを言えたというのがこの映画の肝だと思う一方で、兄貴のモラトリアムっぽいところとか、過干渉っぽいところは特に解決せずに映画が終わってしまった…と感じた。
上記については自分の解釈しすぎて誤読しているところがあるんじゃないかと思いますが、映画を観て思ってしまったところです。
序盤で母親がつぶやいたバリーが大学の入学時期を延ばしている理由が後半で明らかになるのかなあと思ったのが明らかにされず終わったのがすごくモヤッと来てしまった。

色々整理して感じたこと

…と観た直後はある意味この映画のテーマがわからずモヤモヤしてのたですが、兄貴の成長がどうかとかではなく、兄貴のことを厄介に思っていたイアンによる価値の再発見がテーマなのかなあと思ったり。亡くなった父さんに会ったらやりたかったことのリストが旅を通して全部埋まっていったのは、そのキッカケや導線を引いてくれた兄貴のおかげであり、亡くなった父親の代わりを序盤では厄介者と感じていた兄貴が務めていたというのがポイントなのかなあと感じました。
価値の再発見を軸に辿ると、マンティコアがかつての危険を顧みない自分を思い出したりとか、妖精が飛べるようになったりとか、ケンタウロスが車に頼らず自分の力で走るといった部分に繋がるのかなあ…と思った。

とはいいつつも、兄貴を神格化しすぎていて、兄貴として変わったところは何かあったっけとどうしても感じてしまう(結論)
観る前は公開したら兄貴の夢女子が湧く!!!と意気込んでいたのですが、あれ、これで湧くのかなと思ってしまったり。

魔法とは

イアンが自転車の練習をするのを兄貴が手伝っていたという回想シーンは、道中の底なしの谷で兄貴が後押ししてくれたシーンと繋がっているんだろうなあと感じた。自転車をこいでいる本人は後ろで手伝っていると思い込んでいるけど実は自分一人の力でこいでいる…みたいなあるあるなシチュエーションを魔法を使って足場を作るシーンと重ねているんだろうなあというのが伺えた。
上記のシーンから、なんとなく読み取れるのが2分の1の魔法で言う魔法というのは本人の自信だとか勇気が表象化したものなんだろうなあと感じた。

その他

  • もう劇中で日本語が出てくるのは仕方ないけど、シュガーラッシュのときと変わらずで不自然にきれいなゴシック体が出てくるのはそろそろ進化してほしい
  • 伏線の回収の仕方が好き(車のパーツをドラゴンの陽動に使ったり、刺さった棘が魔法の杖になったりと)
  • イアンの学校でやたらとドラゴンの壁画が主張してくるなあと思ったら後半の演出に必要となってくるのが熱かった
  • お母さんが手紙と机におかれたボードゲームのカードで全てを察知するの、ハイスペックすぎない?あと大剣持つシーンも色々すげぇなと思ってしまう

過去の予想に答えるコーナー


湧くのかな…(白目)


実際は流れなかった(クレジットで流れるのはもう諦めています)


その、、一番気にしていたのがPIXARがドリワっぽい作品を出してしまったら、もうドリワだからこそできることが無いのではと思っていた時期があったのですが、全体的にはその心配はなかったです。どちらかというとイルミネーション的な破天荒なところがちょいちょい折り混ざっているなあと感じた。

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