【ネタバレあり】あの夏のルカの感想とか分岐点とか

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あの夏のルカの配信が始まった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

あの夏のルカの配信がディズニー+で始まりました。
こんなご時勢だし、配信で最新映画を観られるのはありがたいけど、観たあとにうーん映画館で観たかったやつだなあと感じたり。

ディズニー+は他の配信サイトでは扱っていない作品多めだしもし加入している方がいらしたらぜひとも視聴していただきたい。
あ、去年12月に配信したソウルフルワールドも最高なので併せて観ていただきたいなあと感じたり。

あの夏のルカの感想云々


視聴前はツイートみたいな郷愁感とかにメタメタにやられるのではと思っていましたが(郷愁感で感傷的になるところはもちろんありましたが)、視聴後の感想としてはエンタメ性が高く、ルカという主人公の生き方を前面に描いているなあと感じたり。

こう、最近のPIXARは(2分の1の魔法やソウルフルワールド)アラサー向けのテーマをガンガンに出しているのでは?という推測があったのですが、あの夏のルカは意外にもそういった描画が少なった模様です。
WDJが日本版主題歌に少年時代をチョイスするあたりでそんな感じはしたけど、本編の大筋はもっと別のところにあった印象です。

本編のテーマとか

あの夏のルカにおけるテーマとかなんだろうなあと思ったのですが「分岐点」なのかなあと考えたり。
こう、アルベルトとの「友情」とかではなく、アルベルトと出会ってベスパで自由に旅でるという夢があったけど、ジュリアとの出会いや港町で得たことがきっかけでルカは人間の学校へ、アルベルトはジュリアの父の下で暮らすという分岐を描いているのかなあと感じたり。

アルベルトはルカとジュリアがイチャツイている一方で放置されてかわいそうやんと感じたけど、アルベルトは父が行方不明(恐らく人間に退治された?)というところから街に繰り出して、父親の役割を結果的にジュリアの父で埋められたのかなあと感じたり(この辺りは本人はどこまで満足しているの?という感じが見えなかったのは残念要素かもしれない)

そう考えると父親を待つだけのアルベルトが、新しく変わることになったという意味で、アルベルトが真の主人公かもしれない(これは言い過ぎかもしれないけど)

ストーリーとか

小さな港町を舞台に、起きた騒動がコンパクトにまとまっていてよかったなあと感じたり。
この辺りはスケールのでかい映画を観まくっていたせいか、久しぶりにミニマムな世界でのできごとを浴びれたなあという気持ちもあったり。

観たあとに、シーモンスターと人間が暮らすという構図ができたあたりで、どことなく平成狸合戦ぽんぽこ(たぬきたちが人間社会の中にもまれて暮らす様のあたり)の逆を行ったあたりが、なんともディズニーらしいし優しい世界やなあと感じたり。

ここらへんは現実的なものを見せるよりかは寓話とかおとぎ話な感じを感じて、WDJが推しだす「“かつて子供だったすべての人”に贈る感動のサマー・ファンタジー・アドベンチャー!!!!!!!!!!!!!」ではないなあと感じたり。
話の序盤でルカがアルベルトと空想の世界で遊んだり、ベスパに憧れを抱いたり、地上の世界の一つ一つに感動を覚えるあたりがすごく郷愁感を感じさせる要素として来るけれど、映画の中盤になるとそれらの要素が推されるわけではないんだなあと思ったり。

演出とか描写とか

あの夏のルカで一番すごいのが、人間の描写がすごく日本アニメっぽいなあってところ(演出に関してもジブリリスペクトっぽい?)
横顔の口の位置がイラスト講座でよく見る間違った例をあえてCGで描写してたり、ジュリア宅の飼い猫がどことなくジブリっぽい(ここはニュアンスで感じてほしい)エンドロールで後日談の描写を流したりと、日本アニメ映画あるある?な演出があったり。

あと舞台がイタリアということもあってか、ジュリアの部屋にドナルドのぬいぐるみがあったのオタク心が歓喜してた
※イタリアはミッキーよりドナルドの人気度が高いあたりのネタを引っ張ってきていると思われる。

その他もろもろ

  • あの夏のルカにおける最大の功労者はジュリアのパパ(シーモンスター絶対殺すマンから共生する側になったという意味で)
  • 序盤で真の敵はルカの両親では???という議題が自分の中で上がったけどそんなことはなかった(アメリカ映画だと流石に毒親を取り上げることはないだろうという思い)
  • 突如でてきたチョウチンアンコウがモデルのおじさんはちょい役で終わるのか…?と思ったら
  • こう泣かせ描写として、ルカが現実的な目線を持っていく一方でアルベルトが取り残されていく感じのところは辛かったね
  • どことなくポルト・パラディーゾっぽい背景描写が良い。パスタ料理も含め、シーに行きたくなる映画だった。
  • ジュリアの部屋もどことなくごちゃつき感が良いね